« LTE時代になぜ無料通話が消えたのか、というお話 | トップページ | SIMロックフリーのLTEモバイルルーターFS010Wを買ってみた »

2013年12月 8日 (日)

今考えてみる「誰とでも定額」のメリット

WILLCOM契約は紆余曲折ありつつ、なんだかんだと私ももうすぐ16年の回線を保有しています。愛すべきDDIポケット時代から、初代W-ZERO3/es/D4/Hybrid ZERO3、全てがこの回線での養分契約でした。

かつてはデータ通信、スマートフォンが代名詞だったWILLCOMですが、今や代名詞は「誰とでも定額」。1通話10分まで、500回/月までの制限はありますが、どこに発信しても無料が売り文句で、2台目需要を狙った戦力で順調に業績を回復しています。まぁそう見えます。

実際「誰とでも定額」には私もお世話になりました。2010年頃に民事再生中の会社を1年位手伝った事があって、この時は携帯、固定問わず音声発信をする事が多く、「誰とでも定額」が無ければ通話料金は2万を超えていた月もありました。既にスマートフォンは複数台所有していましたが、当時スマートフォンからコールアウトできるIP電話サービスと言えばSkype位で、Skypeは今もってそうですが番号通知が国内では機能せず発信先には「通知拒否」が通知されてしまうので、実際対携帯電話への発信通話には使い物になりませんでした。また当時は移動中などは遅延の大きな3G接続で使う事になったので、音声品質にも正直難がありました。今よりも「誰とでも定額」の価値はずっと高かったとも言えます。

では今はどうでしょう。本Blogでも触れていますが、スマートフォンならば安価な通話料金で利用できるサービスが増えてきました。IP電話でもLTE接続ならば通話品質もPHSよりも良好なくらいです。高速移動中だとハンドオーバーが気になりますが、まぁその点はPHSも同じというか基地局の間引きを進めているPHSの方が今は悪いんじゃ無いと思うくらいです。まぁLTE基地局の整備が進んでいる都市部ならという事にもなりますが。

「誰とでも定額」を利用するための最低の月額料金は「新ウィルコム定額プランS」1450円+「誰とでも定額」の980円。端末代金はそこそこの端末なら大抵実質0円で普通に契約するとミニマムで2430円/月が発生します。もっとも新規契約だとキャンペーンも多くて、「新ウィルコム定額プランS」が3年間無料なんてのも良く見かけますし、丁度今もやってます。この今の奴だと端末代金は250円/月なので「誰とでも定額」の980円と合わせて1230円/月。この2パターンで考えてみる事にします。

2430円/月だとLTE向けの料金プランだと約57分、SBMでダブルホワイト、auで通話ワイド24を組み合わせると追加料金差し引きで約69分の通話料金に相当します。大体70分以上有料通話があるなら別途WILLCOMと契約して「誰とでも定額」を利用する意味があると言えるでしょう。しかしスマホで「Lala Call」を使うと仮定すると基本料金差し引きで対携帯電話の有料通話でも約118分通話が出来ます。対固定電話なら約798分、13時間以上2430円で通話できます。あくまで連続通話の場合ですけども。

1230円月だとLTE向けの料金プランで約29分。SBMのダブルホワイト、auの通話ワイド24の組み合わせは割高になるので無視。「Lala Call」を使うと仮定すると基本料金差し引きで対携帯電話の有料通話が約59分、対固定電話なら約401分通話できます。

もっとも通話料金が高い!と思っている人の場合月に2時間以上は余裕で対携帯電話で有料通話を利用しているのかもしれません。ではやっぱり「誰とでも定額」が良いのかと言うと、1回10分がやっぱり曲者。これを超えると「新ウィルコム定額プランS」の場合30秒/21円です。1回の通話でうっかり15分話すともう210円。20分話すと420円。1通話10分をきちんとマネージメントできないとお得感は一気に薄れます。

また今のWILLCOMは基本が3年契約です。契約自体は年間なのですが、「新ウィルコム定額プランS」が3年以内に解約すると別の契約解除料金が発生しますし、今は端末代金も36回分割払いですので実質3年と言えます。実質好きですね、禿さんの所は。なので新規契約から1年以内に解約すると9975円、2年目~3年以内に解約すると7875円の契約解除料金(但し年契約の更新月は-2100円)に加え、端末が分割払いの場合には端末代残金の一括支払か継続しての分割支払も発生します。仮に2年目に入った直後の更新月に解約すると、端末代残金を一括で支払う場合で「新ウィルコム定額プランS」の2年目移行の契約解除料金5775円+端末代残金23520円(端末代金が980円/月の場合)で29295円の支払が発生します。それでも残り2年間2430円/月を支払続けるよりは安いちゃー安いわけですけども。

WILLCOM宛ての無料通話用に使うか、と980円/月の「誰とでも定額」だけ外しても、基本料金にはW-VALUE割引は適用されないので今度はW-VALUE割引無しで端末代金を支払う事になります。「新ウィルコム定額プランS」+毎月の端末代が980~1280円位が平均的ですから月額料金はほとんど下がりません。要するに契約しちゃうと3年間使い続けるか、結構高額になる契約解除料金+端末代残金を支払って解約するしかありません。3年間延々と2430円/月以上携帯電話の通話料金を浮かせ続けるか、もっともっと浮かせて3年未満で解約するか、どちらかでないとお得とは言えないわけです。

もっともWILLCOM同士なら1通話辺り2時間45分まで無料の実質無制限の無料通話がありますから、長電話する同士が持ち合うとか大いにありです。10分以内の無料通話だって、メールより電話の方が早いって用件の大いに人には本当に助かるでしょうし、ビジネスだとこのパターンは案外有ります。まず電話連絡を取って、詳細はメールで、と。実際お互いに仕事もありますから、5分程度で用件の概要を伝え、取りあえずの承諾などを得てから詳細や資料はメールで送る。で文章では伝わりにくい部分をまた電話、でなんて使い方には10分無料がほんとに役に立ちました。

ただ携帯電話とWILLCOMのダブルホルダーの人だと、WILLCOM端末は普段電源が入って無かったり、鞄にしまい込んでて電話しても出てくれないなんて事も多々有ります。shimajiro@mobilerとかその典型w。まぁ今となっては私もです。長電話前提の時に事前に携帯電話から「ピッチの電源入れてー」とかメールして、それから掛ける。今もって所有している理由は2013年3月の駆け込みで「ウィルコムセット割り」でiPhone4sを一括0円契約し(4月からは割引金額が下がった)、こちらのパケット定額料が毎月980円引きになっているので、まぁ「新ウィルコム定額プランS」だけの契約にしておけば450円支払が増えるかどうかの差しかないからです。とはいえこの回線も別に解約してもいいかな、と思っているのが現状です。筆者の周りはほとんどスマホとWILLCOMのダブルホルダーなので、いくらでも無料通話の手段あるんですよ実際。

別にWILLCOMの商売を邪魔したい訳では無いのですが、彼らの主張する「誰とでも定額」導入での通話料削減って、少なくとも毎月3000円位は有料通話している人で無いと成り立ちませんし、その位じゃ微妙。個人で毎月10000円位有料通話がある、なんて人はいやそれ10分以内で収まってる通話少なくありません?って気がします。大体通話料高いって言ってる人に限って、ダブルホワイトとか通話ワイド24とか、キャリア内での24時間通話無料オプションとか、全然有効に使って無かったりもするわけです。「誰とでも定額」の導入考える前に、別の所を見直した方がいいですよ、とか思う事は少なく有りません。

« LTE時代になぜ無料通話が消えたのか、というお話 | トップページ | SIMロックフリーのLTEモバイルルーターFS010Wを買ってみた »

スマートフォン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23113/58720956

この記事へのトラックバック一覧です: 今考えてみる「誰とでも定額」のメリット:

« LTE時代になぜ無料通話が消えたのか、というお話 | トップページ | SIMロックフリーのLTEモバイルルーターFS010Wを買ってみた »

最近のトラックバック

2014年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ