モバイルインターネット

2014年7月 6日 (日)

2015年のWiMAX帯域削減で何が起きるのかという事

今頃になってWiMAX2+の契約をどうしようか迷ってる中の人です。いやauのスマホ契約のSIMだとHSモードでも7GBの制限対象になるようになってしまったものでw。

それはそうと、2015年に予定されているWiMAXの帯域削減が一部で話題になりつつあります。公開資料では2015年に現在30MHz幅(10MHz×3)を10MHz幅に削減して20MHz幅をWiMAX2+に受渡し、2018年にはWiMAXは完全に停波が予定されていて、WiMAX2+に完全移行予定です。この情報を元に2015年からWiMAXにも総量制限が加わるとか、WiMAXのエリアが狭くなるとかいう話題が出ているようです。

まず7GB/月といった総量制限ですが、少なくとも2015年に開始される事は無いでしょう。そんな公開資料はどこにもありません。後2年契約のWiMAXも一部MVNOから販売継続中なので、これも1つの根拠になるでしょう。確かに2015年にWiMAXは現在の10MHz幅×3から10MHz×1に帯域が削減されます。受信最大40Mbpsという仕様は変わりませんが、収容力は下がります。もっともそこまでにUQは相当数のユーザーをその時点ではまだ総量制限の無いWiMAX2+に移行させる腹づもりの筈ですから、WiMAXのスループットが単純に今の1/3になるなんて事はまぁ無いでしょう。

またWiMAXがWiMAX2+に帯域を明け渡すのは至極当然です。WiMAX2+の方が周波数利用効率が良いですから、ノーリミットを提供するにしてもWiMAX2+にした方が現実的なのです。20MHz幅を基準にすると現行ではWiMAXが受信最大80Mbps(40Mbps×2)、WiMAX2+が110Mbpsとまだ1.4倍程度しか効率は上がりませんが、20Mbps幅をまとめて使う点まで考慮すれば実質1.5倍程度の効率向上はあるでしょう。WiMAXだと混んでる周波数と混んでいない周波数が発生する可能性がありますが、WiMAX2+ならこれは無い訳です。

WiMAX2+はさらに4x4MIMOの投入で20MHz幅で最大220Mbpsまで速度を上げます。予定では2014年中。4x4MIMOは当面据え置きルーターに限定されると思いますが(アンテナもデコード/エンコード回路も倍必要で、演算も複雑になりバッテリー消費が大きくなる)、トラフィックの大きい固定代替の周波数利用効率を上げられます。2015年にWiMAXから20MHz幅が委譲されれば4x4MIMOの固定代替で受信最大440Mbps、2x2MIMOのモバイルで受信最大220Mbpsが実現可能となり、WiMAXを延命するよりもずっと周波数利用効率を上げられます。その上でノーリミットをどうやって継続するかを考える、この方がキャリアもユーザーも幸せになれる筈なわけです。

後エリアに関しても大きな変化は無いでしょう。WiMAXでも3セクター基地局が導入されている事で誤解を生んでいるようです。セルラー配置の基本は最低限3つの周波数を繰り返して基地局配置して同じ周波数が重ならないようにするのが本来の姿で、マルチセクターでも基本的な考え方は同じです。ただこの原則は干渉対策が貧弱だったアナログやPDC世代の話。

WiMAXに限らずLTEでも1つの基地局で同じ周波数を使って隣接する基地局の設置やマルチセクター化するのが基本です。そうでないと所有する周波数帯当りの基地局スループットが上がりません。総務省が公開している2009年のUQ WiMAXの資料にも「10MHz毎で面的展開」「10MHz×2で基地局容量を向上」と記載されています。これようするに同一周波数だけでエリア展開します、1つの基地局で2波使って速度を出します、な訳です。この資料の時点では10MHz幅×1は屋内超小型基地局向けだったので、まだ屋外は10MHz幅×2しか使えない前提ですね。

WiMAXやLTEはチャンネル当りの周波数幅をできるだけ広くとる事で最大通信速度を向上させていますが、セクタ間干渉や基地局間干渉のある場所に端末が居る時だけ周波数を分割利用する事で干渉を抑える仕組み(FFR)が入っています。干渉のある部分に端末が居なければ干渉なんて無視して周波数全体を使っても問題は出ないわけです。なので現状の10MHz幅×3が10MHz幅×1になってもカバーエリアは原則変わらないわけです。実際にUQの基地局構成を知っているわけではないのでカバーエリアが全く変わらないとは断言しませんけども。そもそも現状WiMAX2+は20MHz幅×1で面展開してるわけですし。

2014年6月21日 (土)

ふと、PHSが生き残っているのは奇跡に近いと思いだした事

TwitterでTD-CDMAだのYOZANだのの話をしててあらためて思った。PHSがここまで生き残ったのは奇跡だったんだなって。

少し(って47のおっさんの少しな)遡ってみれば、移動体で初めて嵐が吹いたのはマリネットグループだろう。ケータイ自由化の前ですらあるが、当時は携帯電話は意図的に海側に電波を吹く事は禁じられており、船舶の電話はドコモが分離する前のNTTのみが船舶電話を提供していた。自動車電話やケータイとは無線区間の互換は無く、バックボーンも独立して持っていた事もあって基本料金もかなり高かった。そこへ東京湾内や瀬戸内海など内海中心だが、格安の船舶電話をマリネットグループが提供する事になって、NTTも焦りは隠せなかった。当時NTT移動体関連会社の中の人だったのだけど、結局マリネットグループにはNTTも保険的に資本参加してた記憶がある。IDOやセルラーグループがサービスインする前の話でもある。

しかし結果は散々。そもそも船舶電話を必要とするのは富裕層のクルーザーか漁船がほとんどで、サービスエリアがやはり重要で料金は二の次だった。関東だとクルーザーの留め置きは葉山マリーナが多かったはずで、その近辺で使えない船舶電話なんて、みたいな話だったらしい。基本料金が1万とか2万安いなんて事は大した問題では無かった訳だ。結局当時の郵政省はIDO/セルラーグループに引き取らせてシステム自体も10年程で消えてしまい、携帯電話の電波も海側に向かっても吹くようになった。

これ以外にも次世代の双方向ポケベルって事でQメールなんてサービスも登場したが、僅か1年半でドコモに営業譲渡している。こちらはモロに携帯電話の普及にやられた訳だが…。

PHSも本来は同じような運命だったのかもしれない。現に都市部では携帯電話とそれほど変わらないレベルまでエリアカバーを広げたが、NTTパーソナルもASTELも果てた。NTTパーソナルは電話ボックスや電信柱、電力会社資本が多かったASTELは電柱というそれぞれ有利な設置場所を持ち、携帯電話に負けじと基地局を打ちまくってアステル東京は営業区域の関東だけで10万局の基地局を持っていた。しかしその過剰とも言えるインフラの維持が課題となり、NTTパーソナルもASTELも収益性が改善しなかった。それぞれ親会社が巨大だったがゆえに無茶な投資ができた事が寿命を縮める事になったとも言える。

一方DDIポケットは先に上げた2社とは立ち上げから様相が違った。親会社はDDIグループ、筆頭は京セラと言える。基地局は多くを新たに確保する必要があり、数を打つという点では明らかに不利だった。そこでDDIポケットは少ない基地局数でエリアカバーを広げられるように見通しで半径500mをカバーできる出力の高い基地局を使い、基地局は建物の屋上を使うほか、土地を間借りして自社で多くの電信柱を立てた。結果エリアカバーは競合に対抗できたが、収容力には劣った。PHSはアンテナ1つで原則4通話分しか確保できない。エリアカバーの広さから地方部では人気も出たようだが、都市部では基地局を打ちまくったNTTパーソナルに人気を奪われた。

一方でDDIポケットは当初から先を見越していた。この話を聞いた当時は公開はNGだったが、もう時効だ。DDIポケットは最初からパケット通信の導入も考慮しており、通信方式がどうなっても対応できるように基地局の制御ユニットには汎用性の高いx86のワンボードPCを使ってほぼプログラマブルにした。組み込み用という事もあって当初のCPUは80286だ。制御用のソフトウェアはリモートでダウンロード、適用が可能になっており、基地局には誰も出向かずに全国一斉に基地局のバージョンアップも可能だった。実際AirH"でパケット通信を開始する時にも物理的な工事は行っていない。当初のAirH"が1基地局辺り1波しか分しかパケット通信に回せなかったのは、この初期型の基地局の処理能力の問題があったからだ。その後ソフトウェアの改善で制御ユニットはそのままに32Kbpsを2波扱えるようになったりもしている。寿命の問題もあり制御ユニット自体の世代交代は行われているが、その基本は変わっていない。もちろん当時の親会社にあたるDDIグループに資金力が無かった訳では無く、事業としてきちんと将来的なコストも考えていたのがDDIポケットだけだったのだ。

対するNTTパーソナルは電話ボックスなどに基地局を設置するスペースの都合もあったが、制御ユニットは小型のカスタムボードを使った。PIAFSの対応でボード交換になり、さらに64Kbps対応でもボード交換をしている。この辺は私の元上司が管轄していたりしたので、愚痴も聞いたw。とにかく専用品に拘るらしい。もちろんその方が耐障害性などに秀でるという理由も有ったらしいし、買収したドコモから見ればiモード人気で帯域の足りない当時のMOVA(PDC)で低料金のモバイルデータ通信サービスを提供する事が難しく、回収できない投資でもせざる得なかったという一面もある。ASTELに至っては64Kbps対応は2台の端末を使ってマルチリンクするという力業だ。この時点でASTELグループはほぼ全てが大株主だった地域毎の電力会社に吸収されていたが、基地局を改修する投資する将来性も無かったのは明白だった。後にウィルコム沖縄の実質的な母体になる地域トップシェアで経常利益も計上していたASTEL沖縄を除けば。

結果は今更語るべくもないが、生き残ったのはDDIポケットだけだった。競合2社が撤退する事で3社共有だった帯域をすべて使えるようになり、これがデータ通信に注力していた時代にもその後の音声定額にもプラスに働いたのも事実。PHSは携帯電話と異なり1つの周波数帯を3社で共有して空きチャンネルを自動で使うシステムだったのだ。しかしDDIポケットが生き残った根っこは、DDIのスピリッツだと今でも思っている。

DDIは固定の市外電話サービス参入時、唯一流用できる資産を持たなかった。日本高速通信は親会社が日本道路公団とトヨタで有り、高速通り沿いに設置された光ファイバーが使えた。現在はソフトバンクに買収されている日本テレコムの親会社はJRで、新幹線沿いに引かれた光ファイバーが使えた。逆説的に言えばこの2社は中継網を設置する基礎があったから長距離電話に参入したのだ。DDIはこの2社に光ファイバーの借用を申し入れたがほとんど交渉の余地も無く断られた(らしい)。そこでDDIは専用線を保有していた都市部以外は山中の尾根沿いに鉄塔を建ててマイクロウェーブで中継網を作った。全国対応こそ日本テレコムに遅れをとったが、結果的に広義の第二電電ではトップに躍り出た。DDIポケットのサービス展開には何らかの形でDDIの経験やかつての企業精神が生かされた事は間違いないと思う。そうでなければとっくにPHSなんて終っていただろう。生き残っている事自体が奇跡に近いのかも知れない。

そのDDIポケットは往事の見る影も無い会社になった上で、イーモバイルに吸収合併されてしまったわけですけどね…orz。


2014年3月30日 (日)

GL10PとGL07S 2台を一括0円で貰ってきました

Dsc_0030 昨年末のnexus5に続いて、GL07S 2台とGL10Pをまとめて一括0円で頂いてきました。オプどころか一切保証関係も無しで、手続きと引き取りが別の日になったのですが、その店舗では私が最後だったとか。nexus5の時も新規一括は2日間だけだったよーですし、今回もまだ端末の在庫自体は十分にあるみたいだったので、何か因縁めいたものすら感じますw。

元々GL10Pの一括0円だけを探していました。SBMの端末をiPhone5から303SHに変更した結果、パケ代が500円程高くなった代わりにWiFiセット割りの割引が980円になり、nexus5も980円引きになので計1960円/月の割引。GL10Pを一括で買って2180円/月払ってもまぁトントンになるわけです。なら貰っとけやな訳で。で、呑気に探していたら延々とGL10P+GL07S2台で一括0円をツイッターで流していたショップが勤務先から2駅の所に有ったので、ひょろっと業後に行ってみたらまだOKって事だったんで契約。GL07Sは1台170円/月で7ヶ月目以降には解約しても契約解除料金無し。でどうなるかというと

-1960円 既存契約からの割引
2180円 GL10P     7GB/月
   170円 GL07S 黒 5GB/月
   170円 GL07S 白 5GB/月

   560円 差し引き 17GB/月

みたいな感じですね。まぁGL10Pだけは契約料金の3150円がかかったりしてますが、GL07Sは解約してもXi SIM突っ込んで一応は使えるし(LTEは1.7GHz帯のみですが)、割とシンプルなAndroid端末としても悪くない。腐女子になりかかっているという姪に回線毎渡すなんつーネタもありでw。

実際の所この3台抜きでもパケットフラット契約合わせると57GB/月あるので+17GB/月が必要かつーとはっきりいって要らないんですが、まぁ有って困る物でも無し。WiMAXを年末で解約しているので何かの時に役に立つかもですし。

それにしてもイーモバイル、やっぱりSBMに良いように使われている感じですね。Yahoo!に買収されてヤバイルになるそーですが、まぁ実効支配権はあまり変わらないのでしょう。これから700MHz帯の割当の都合上今でも周波数幅の割当多すぎじゃね?との批判もあるSBMとの合併はマズイ、しかし契約数は最低でも維持でないとマズイ、そんな処で定期的に新規での特売が入る感じですね。というか契約数公表を4半期毎にしてるんで、期末に特売してるでしょうね。nexus5もそのタイミングでしたし。まぁ美味しい案件であればキャリア側の都合とか私はしったこっちゃないですがねw。

2013年12月29日 (日)

HWD14を使い始めています、au LTE音声契約で

Dscn2118現在唯一のWiMAX2+対応端末であるHWD14を使い始めました。単体で何故か6000円ほどで入手できたのがキッカケ。丁度現在使っているDisWiMAXのUroad-SS10が今月更新月なので契約してまた新規でタブレットでも貰うかと思ったのですがw、別にNexus7 2013が欲しいって訳でも無いしそもそもWiMAXにまた1年間3880円/月は無いかなと思っていた所なので、HWD14が格安で入手できたのは渡りに船でした。

で、遊ばせていたauのLTEフラット音声契約のSIMで使っています。とっても怪しいお友達(この人とかこの人)が既に「LTE NET for DATA」の追加契約があればHWD14は使えるという情報を流していてくれたので、auショップに出向いて「LTE NET」を外して「LTE NET for DATA」に切替え(併用も可能ですけどね)。auのEメールが使えなくなりますが、そもそも遊んでいたSIMなんで使っていません。APNの設定なども必要なく、そのまま使えます。ちなみに「LTE NET for DATA」のAPNは公開されていますが、こちらを設定してもWiMAX/2+/LTE共に繋がりません。uwx2.au-net.ne.jpのAPNがプリセットされていてこれを使っているみたいです。

WiMAX2+はまだ自宅が圏外だったりしますが、自宅を囲い込む様にエリア化が進んでいます。自宅から東西200m程移動するとWiMAX2+エリアで、普段使う3つの駅前は全てエリア内。WiMAX2+に接続する閾値は結構高いようで、WiMAX2+に繋がったなぁと思うと大体受信30Mbps位でます。まぁこの速度自体手持ちの端末だとSB(EM)やauのLTEでも良く出るのでスゴイって訳では無いですが、(正規に契約すれば)現状はその速度が出て高速通信可能なデータ送受信量に制限が無い所に意味があるわけです。

で、2週間ほど使って料金の方も確認してみました。普通にLTEだけで使っていると通信料照会では「LTE通信料」「各種割引通信料」しか表示されませんが、HWD14で使うと表示項目が増えます。一番解りやすいのは「内訳」のリンク先では無く「※LTEスマートフォン 月間利用ギガバイト数の内訳はこちら」のリンク先で、7GB/月の制限のある通信料が個別に表示されます。今だとハイスピードエリアプラス接続での通信量が制限のある分ですね。この表記を見る限り実際にどのネットワークで繋がったかではなく、どの通信モードを使っているかで識別してるっぽいですね。まぁ確かに認証ベースにでもしないと識別が大変なのかも知れません。ちなみにハイスピードエリアプラス接続と通信速度制限対象の通信料が一致しないのは、このSIMでFS010Wとかnexus5でもLTE接続してたからですね。
Photo
で筆者のようにちょっとインチキな使い方でも、WiMAX2+(ハイスピードモード)は通信速度制限対象外ってのは変わらないみたいですね。本来ですと契約から25ヶ月間って事ですが、そもそもHWD14では契約していませんw。2015年の11月までは全ユーザーが適用って事でしょうから、そこまでこのままいけるのかも知れませんね。まぁHWD14を普通に契約するよりは高い音声契約なので許容して下さいよねという気もします。正確にはiPhone5を一括で買って毎月割りがそのまま割引に回ってスマートバリューまで利いてるので3000円/月以下な訳ですが、そこは別の話だし。

HWD14自体はiOS6端末と異様に相性が悪いという問題を12/19のアップデート前まで抱えていましたし、弱電解での速度もイマイチです。電波状態が良ければWiMAX接続でUroad SS10より高速な事が多いですが、弱電解では完全粘り負けます。WiMAXハイパワー非対応が利いてますね。しかしまぁWiMAXがギリギリなんて場所では大抵あっさりau LTEが繋がったりするので、結局HWD14の方が快適だったりはします。関東地区に限ればかなりエリア展開も急速ですし、普通に契約しても悪くないかも知れません。auの音声契約あればスマートバリューmineも使えますしね。


2013年12月15日 (日)

FS010Wの検証続き1(2があるかは不明

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FS010W、バッテリー動作時間を軽くチェックしてみました。バッテリーを満充電、PCとiPhoneをぶら下げてiPhoneからメール自動受信程度のアクセスだけにして10時間、この時点でやっと5段階か4段階のバッテリーゲージ(設定画面)が1つ減り、そこからiPhoneのユーザーストリーム対応のTwitterクライアントを立ち上げっぱなしにして延々と呟きを受信させて4時間弱、またバッテリーのゲージが1つ減っただけでした。飽きてここで止めてしまいましたが、取りあえずガンガンパケットが流れるような状況で無ければ相当バッテリーは持ちそうです。

あとiPhone5のSIMを使ってソフトバンク 4G LTEでの接続も確認してみましたが、iPhone5と同じAPN設定でさっくり繋がりました。まぁなんか1台買っておくと色々使えそうな事は間違いないですね、FS010W。

2013年12月14日 (土)

SIMロックフリーのLTEモバイルルーターFS010Wを買ってみた

Img_0323_800以前アキバで見かけて気になっていたSIMロックフリーのLTEモバイルルーターであるFS010Wを購入してみました。XiのMVNO向けに富士ソフトが供給している製品ですが、2GHz帯以外にも対応するXi対応製品としては格安で入手可能で、SIMロックフリーでもあるという事で余剰しているau LTEのフラット契約SIMでも使えそうだったからです。ソフマップでは通販の中古で12800円のプライスを付けていますが、以前アキバの店頭で見たのは9800円。横浜のソフマップも無いかな?といそいそと出向いてみるとありました9800円で。

で、FS010Wは受信最大100Mbpsのカテゴリ3に対応し、2GHz/1.5GHz/800MHz(LTEではバンド1/21/19)の3周波数帯に対応するトライバンド端末。1.5GHzと800MHzはauもLTEを展開していますが、LTEではそれぞれバンド11/18に定義されていて隣り合っているXiのそれとは別の周波数帯扱いです。但し2GHz帯は使えるはずだし、使えたという事前情報も得ていました。最大の目的は完全に遊んでいるau LTEのフラット契約SIMの活用なので、まぁ私の行動半径なら2GHz帯のみでも十分かなと。

端末との接続は無線LANのみで、ここが2.4GHz帯20MHz幅のMIMO非対応最大72Mbpsな所が気にくわない人も多いようですが、個人的にはどうでもいいですw。無線LAN区間の実効スループットは50Mbpsもいかないでしょうけど、2.4GHz帯で40MHz幅に対応した所で、キャリアのご都合主義で公害公衆無線LANに汚染された都市部のモバイル環境では40MHz幅をクリーンに使える環境なんで滅多に無し。手持ちだとBF-01Dとか40MHz幅対応で最大150Mbpsですが、PCから繋いでも出先で40MHz幅でのリンクなんてお目にかかった事が無いですし。小さくてバッテリーの持ちが良い、そっちの方が個人的にとても重要。

Img_0319個人的にとても重要なau LTEでの接続は問題なし。普通にAPNを設定したらあっさり繋がりました。LTEは2GHz非対応のアッアッアローズFJL21と同時に速度計測しても単独で速度計測した場合とほとんど結果が変わらなかったので、2GHz帯を掴んでいる事は間違いない模様。設定画面で確認すると接続中LTEネットワークにはしっかり「KDDI」の表記。もちろんXiでの接続も問題なし。

Photoで、端末では無くLTEネットワーク側の話になりますが、帰宅がてら京浜東北線 横浜-蒲田間でちょこっと検証。Twitterのユーザーストリームの流れを見る限りau 2GHz帯 LTEはほぼ途切れる事も無く接続しつづけ、ユーザーストリームの流れもスムース。同時にXiはBF-01D(こちらも2GHz帯のみ)で確認しましたが、いつも通り東神奈川駅で3Gに堕ちて、他にも走行中に2回ほど3Gへ。川崎駅では明らかにユーザーストリームが流れなくなりました。金曜日の21時台とそれなりに混雑する時間帯でしょうが、相変わらず神奈川のXiは酷い。東神奈川駅で停車中の速度測定ではau LTE対ドコモ 3Gの図式になったとはいえ、リアルに桁違いにau LTEの方が速いという結果に。

蒲田駅から自宅までは住宅地内を20分程歩きながら確認しましたが、路上ではau LTEが途切れる事は無し。こまめに速度測定していると50mも移動すると受信10Mbpsから1Mbps位まで変動する事もあったので、やはりナノなのかピコなのか解りませんが超小型基地局も多いのでしょう。経路上に1つは公衆無線LAN基地局とセットになったauの超小型基地局も電柱だか電信柱上に確認できていますし。

で端末に戻ると、ワイシャツの胸ポケットにもすっぽり収まる程小さいし、噂通りバッテリーの持ちもかなり良さそう。省電力機能は端末からのアクセスが設定時間内に無い場合に無線LANを停止する機能だけで、これは電源ボタンで復帰。WPSもサポートせず付加機能はほぼ無し、インジケータも最低限とと言える製品ですが、基本機能はちゃんと抑えている感じ。購入直後はバッテリー残量がほとんど無くてすぐ自動で電源が落ちてしまいましたが、それほどDC出力の大きくない(5V 1A)のポータブルバッテリーに繋いで即充電しながら利用可能。この点も個人的に高ポイントかな。世代が違うとは言えL-09Cとか何A突っ込んでもLTE接続中はバッテリーが充電どころか消費されてしまって結構泣きましたからね。充電時間は空から満充電まで最短4時間って事ですが、まぁ寝る前に充電始めれば確実に朝には満充電なのでこれも問題なしでしょう。

Img_0332バッテリーが固定で交換できないとか今時WPSも無いとか、バッテリー残量のインジケータが100~10%の間は変化無いとか気になる所も有りますが、接続プロファイルも複数保存できてSIM交換前提の人でも特に不便は無し。SIMスロットがフルサイズでスロット式なのでマイクロSIMやナノSIMをアダプタ経由で使う場合ちょっと不安な感じはしますが、今の所ドコモのマイクロSIMとauのナノSIMをアダプタ経由で何度か抜き差ししてもまったく問題なし。設定を変更すると再起動の要求が多いタイプですが、再起動時間も1分以内なのでまぁ許容範囲でしょう。何よりSIMロックフリーなんでつぶしが効くし、これでほぼ新品9800円は悪くないかと。Xiのフラット契約も1つ実質遊んでいるのでもう1台買おうかなと思うレベルです。

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2013年12月 1日 (日)

ドコモのMVNOの値下げや改訂から感じた事

MVNOの料金体系は、元々はMNO(キャリア)の料金体系の隙を突く形がほとんどでした。格安だけど通信速度は遅い、通信料辺りの価格に見直すと実は割高、でも7GB/月も使わないから結果的に安上がりといった感じです。キャリアが実質意味の無い2段階プランと7GBまでの完全定額しか提供しない(ドコモには一応フラットのライトプランもありますが)ので、MVNOのビジネスチャンスがそこに有ったわけです。

しかし2014年を前にして風向きがだいぶ変ってきました。ポイントは2点で、キャリアサービスとも競合しやすい高速系サービスのコストパフォーマンスの向上と、定期契約の排除です。例えばiijmioのライトスタートプランは2012年11月のサービス開始当初は1GB/月の高速通信で1974円/月でしたが、2013年4月には料金据え置きで2GB/月の高速通信に対応、2013年9月には1596円/月まで値下げしました。1年も経たない間に通信量辺りのコストは半額以下になっています。2年契約が必要だったBIGLOBE LTEも2013/11から定期契約を廃止し、従来1980円/月で1GB/月まで高速通信が可能だったライトSプランは1580円/月に値下げした上で2GB/月まで高速通信が可能となっています。新規参入組ではUSENから独立したベンチャー企業で有るU-NEXTの子会社U-MOBILE(面倒…w)が、高速通信が3GB/月まで1764円/月のUmobile*dスタンダードプラン、1GBまで714円/月、3GBまで2070円/月という2段階定額のダブルフィックスプランを開始していて定期契約は不要です。IIJmioとUmobile*dではSMSオプションも提供されていて、MNOであるドコモ契約により近い使い方も可能になっています。

これらMVNOサービスはコストパフォーマンスが向上するだけで無く、スマホやモバイルルーターのライトユースはほぼ問題無くカバーできるようになった点が大きなポイント。Androidスマホに直差しで使うならアプリの自動アップデートをWiFi接続時のみにする程度で2GB/月あれば大抵のユーザーをカバーできるはず。モバイルルーターも日々では無いけれど出先でノートPCからインターネット接続を使う事もある、といったユーザーには十分。単純にコストパフォーマンスという点でもXiデータプランフラットにねんが5985円/月で7GB/月で1GB/855円ですから先に上げたサービスは全てコレを下回ります。元々5~7GB/月の高速通信を許容するMVNOサービスは1GB辺りの料金では下回っていましたが、ライトユース向けでも実現されたのは大きい。もうニッチ向けのサービスでは無くなったとも言えます。

また定期契約が不要の方向に向かっているのも、MVNOにおいては競争原理が正しく機能しているという事でしょう。MVNOはキャリアのように新規契約のために多大なコストを掛けていませんから、短期解約が発生してもほとんどの場合赤字にはなりません。また大規模事業者がMVNEとしてドコモと自由度の高いレイヤー2接続を行い多数の中小MVNO事業者にサービスを再販する形になりつつあるので、結果としてMVNEは多くのユーザーを抱える事で多少ユーザーが流動しても収支への影響が少なくなっているといった傾向もあると思います。規模の小さな事業者がドコモと直接接続すると、ユーザー数に応じて細かくドコモとの接続速度をコントロールするしないと収支にもユーザーへ提供できる通信速度に影響が大きくなりますが、大規模なMVNEが存在すればこれらの許容を大きくできるからです。

何せドコモとのレイヤー2(GTP)での接続料金は2012年度で10Mbps辺り2,946,478円/月(リンク先PDFです)ですから、まさしく規模のビジネスであり、より多くのユーザーで広い帯域を分け合う事がより快適なサービスを提供する事に繋がります。仮にこの10Mbps辺りの原価を世に言う980円SIMで分け合うと約3000ユーザーが必要で、通信速度を分け合うとユーザー辺りの帯域は3.3Kbpsしかないわけです。原価をサービス料金で割った場合ですから、MVNOが利益を出そうとすれば最低でも1.5倍や2倍のユーザー数は必要でしょう。980円/月で128Kbpsのサービスでもどれだけ大変かという事が分かります。

ちなみに2011年度はレイヤー2接続で10Mbps辺り4,843,682円/月でしたから、1年で約39%も接続料金が下がった事になります。ドコモがレイヤー2でのMVNO提供を開始してから毎年の値下がり幅は概ね変っていません。ちなみにドコモの場合MVNOとの接続料金は前年度実績を元に決定され、年度の終了時に本年度の実績で精算されます。2012年度の実績は2013/5/15に公開されていますから、ここ数ヶ月のMVNOの動きが必ずしもドコモとの接続料の値下げに伴う物とは思えませんが、競争原理と同時に接続料の値下がりを見越した動きだとは言えそうです。

このようにMVNOとの接続料は下がっていますから、キャリアにおける通信コストも下がっています。もちろんドコモを含め3大キャリアはLTEへの移行過渡期ですから一時的な設備投資費用は尋常では無いと思いますが、これはMVNOへの接続料金にも設備利用料金として反映されていますし、元々何年もかけて償却すべき設備投資です。しかし3大キャリアのパケット定額料金は下がるどころかLTEになってフラット定額の場合には525円/月値上げしたまま。ちなみにドコモがレイヤー2接続を開始した2009年は10Mbps辺り12,671,760円/月ですから、2012年度に比較して約4.3倍の接続料金でした。しかしドコモは2009年にはFOMAで定額データスタンダード割を開始していて、2年契約で途中解約には高額な契約解除料金が有るとはいえ、料金は既に上限5985円/月でした。レイヤー2接続の料金がきちんと原価に伴う物と仮定すれば、ドコモはパケット通信の原価が1/4以下になっているにも関わらず、自社のパケット定額料金はほとんど下げていないという事になります。もちろんLTEに対応する事で1ユーザー辺りのトラフィックは増えていると思いますが、今のパケット定額料金が到底適切とは思えないのも事実です。

キャリアの企業評価に直結するARPを下げたくない、家が下げればあっちも下げるからやらない、という間違った競争原理なども思い切り働いているのでしょう。また年々高価格になるスマートフォンを2年間の割引とセットで実質安く提供するための原資の確保の意味合いもあるでしょう。でもこれって一度は総務省が規制した1円携帯の原資が基本料金や通話料が転嫁されていたのに対して、今度はパケット定額料金に転嫁されてるだけですね。まぁ今に始まった事では無いですけども。

もちろんキャリアの事情も分かります。音声トラフィックは下降の一途で、収益をパケット通信料金で補うしか有りません。通話料金もキャリア間の接続料金が下降の一途の割に下がりませんが、これはキャリア内通話無料サービスの影響もあるでしょうし、今更通話料金を下げてユーザーが爆発的に増える事なんでどのキャリアでも有りえません。そりゃ一定の揺り戻しはあるでしょうけど、音声通話はキャリア内以外では接続料が必ず発生しますから、値下げはダイレクトに収支の悪化に繋がります。またユーザーサポートというユーザーには目に見えにくいコストもあるでしょう。特にスマホ時代になってからはキャリアショップでも電話窓口でもコスト増加の一途かと思います。ドコモというキャリアはこの部分に期待されているキャリアだって事も重々分かっているでしょうから、ここは手を抜けない。キャリアショップの店員の質はまぁ全般に下がっているというか、スマホ時代に対応できていないみたいですけどもw。

つまりキャリアはMVNOの用にただの土管屋ではなく付加価値サービスも求められている以上、今のパケット定額料金は是が非でも維持したいでしょうし、この点はどのキャリアも同じでしょう。だから何処も手を付けない。ただそれならそれで、もう少しパケット定額のバリエーションを増やすなり、現行料金内でのデータ通信量の増加位はやってもいいのではないでしょうかね。MVNOより付加価値の分は割高でもいいんです。前者は一時的にARPに影響を与えるかも知れませんが、新しいユーザー層も獲得できると思います。Xiデータプランライトがいつ終わるかも解らないキャンペーンで3980円/月ならXiパケ・ホーダイライトも3980円/月でいいじゃないですか。1050円だけ安いXiパケ・ホーダイライトで高速データ通信量が4GBも減るのなら、1050円高いXiパケ・ホーダイマックスでも設定して+1050円で4GB位高速データ通信量増やしてもいいじゃないですか。容量追加も1GB/2625円とか根拠の解らない金額じゃ無くて1GB/1050円でいいじゃないですか。それで損をするとは到底思えないのですけどね。だってうまくやれば新規契約獲得にコスト抜きに収益上がるんですよ。1GB/2625円の容量追加がもの凄く儲かっている商材になっているんだったらまぁ話も違うのかなと思いますけども。

ま、こんな事は中の人達はいやという程解っているんでしょうけども:)。でもドコモが他がやらないからやらないなら禿と同じですよほんとに。

こんな事を書いている本人は毎月1000円以下で運用できるXiデータプランフラットにねん回線を2つ持ってたりもしますw。月々サポートが3000円余裕で超える回線なので、プラスXi割を使うとそういう事になります。さりとてこの2回線も割引の終わる2年が過ぎれば素直に解約して、MVNOに移れそうです。まぁMVNOはMVNOで速度低下の要因がキャリア契約よりも増えるのですが、このまま定期契約無しが主流になればMVNO内で乗り換えていけば良いだけ。そりゃドコモで良い案件があればまたお世話になりますけどね、今の姿勢を改めないキャリアに少しでも赤字をもたらせるようにw。

2013年5月25日 (土)

基地局配置の観点から見るドコモとauのLTE

ここ3週間ほど左耳が腫れっぱなしでほとんど聞こえないあんどさんですが、皆様いかがお過ごしでしょうかorz。
auのLTE(iPhone5用を除く以下同)は800MHz帯を基本に1.5GHz帯をトラフィック対策に使うという組み合わせのお陰で、ドコモのXi LTEよりも1年以上後発ながら単純にエリアカバレッジという点では抜き去っています、というよりエリアマップを並べて比較しても圧倒的に広い。また10MHz幅(ペア)で受信最大75Mbpspの基地局の比率が高いのも特徴です。Xi LTEが5MHz幅中心で先行した関係上ユーザー数も多い事もあり、実効通信速度、まぁベンチマーク中心での比較になりますが、au LTEは通信速度面でも概ねXi LTEを凌駕していると評価されています。

一方で基地局数という点では、免許数で比較するとまだXi LTEの方が多いくらい。携帯・PHS関連@Wikiから引用すると、2013/2/16の段階でau 800MHz LTEの基地局数が21355、Xi 2GHzの基地局数が23822です。1.5GHzの基地局もどちらも持っていますが、現状は基本トラフィック対策でエリアカバレッジの拡大には使われていないはずですので取りあえず無視しておきます。まぁ簡単に言うとauは800MHz帯の2GHz帯と比較して良く飛ぶ、反射するという特性を生かして少ない基地局数でも広いエリアカバレッジを実現しているわけです。言い方を変えると基地局密度が低い、とも言えます。

じゃぁ実際どうなのよ、という事で移動しながらの電波の受信強度で比較してみました。端末はauがARROWS ES(FJL21)、ドコモがOptimus Vu(L-06D)で、Xen Serveyというアプリを使ってモニターしています。

Xiau まず駅間を住宅地を抜けて結ぶバスでの移動中。丁度モニター開始と終了がそれぞれ駅前です。auは住宅地に入ると途端に受信強度度が低くなり、3Gへのハンドオーバーこそしなかったものの何度もグラフで底(-113db)を打っているのが分かります。実際この底を打つ受信強度になるとほとんどパケットは流れなくなります。Xi LTEも1度底に近づきますが、ほぼ問題無くハンドオーバーしていますし、住宅地を通過中の受信強度に関しては高いアベレージをキープしています。もちろん端末の特性も無視はできませんが(特にauは悪名高きARROWSですから)、概ね基地局密度の違いが反映されているのでは無いかと思います。

Xiau_2 次は同じ駅間でも鉄道(京浜東北線北行き)での移動中。グラフの中央より少し左のピークが川崎駅で、右端が蒲田駅です。ここでもau LTEは2度ほど底を打っていますが、Xi LTEは1度底に近づきつつもどうにか耐えていますが、駅間のアベレージという点では確実に勝っています。

こうやって比較するとauもトラフィックの多いエリアにはしっかり基地局を打っているものの、そうでないエリアでは800MHz帯の特性を良くも悪くも活用してギリギリの基地局数で運用しているんだな、という点が見え隠れしてきます。もちろんこの2パターンだけで結論づけるのは早計ですが、実際au LTEのARROWS ESを使っていると移動中にまったくパケットが流れない瞬間に出くわす事が結構あります。アンテナバーの表示はそれほどリアルタイムでは無いので一見十分な電波強度に見えるのですが、走行中の電車内などではアプリなどが結構頻繁に通信エラーを起こします。1~2度リトライすれば概ね通信エラーは解消しますが、Xi LTEのOptimus Vuの方が同じ症状に出くわす事は少ないというのが個人的な印象。

もちろんこの受信強度の違いとスループットはまだ別物。ユーザー数の違いなども有って、現時点ではまだまだ10MHz幅メインのau LTEの方がスループットは高い事が多いわけです。au LTEはアンテナバーが1本位の場所でも受信20Mbpsを超える時もありますからやっぱりバカにはできない。

一方ここ数ヶ月の印象だと、au LTEが少しずつ速度低下傾向なのに対して、Xi LTEは最悪の時期を超えて速度が上昇傾向に感じます。3Gとのバランスを取りながら少しずつ10MHz幅化も進めていますし、小型基地局の配備でターミナル駅のホームでXiが繋がらないという事もだいぶ減りましたし、駅間の穴埋めも確実に進んでいます。またauは800MHz帯を使っている以上、基地局密度を高めるには2GHz帯以上に綿密な基地局の配置と調整を強いられます。実際には1.5GHzp帯の基地局を追加して補完する方が多いと思いますが、仮に次期iPhoneがauの800MHz LTEを掴めるとすれば今以上のペースで800MHz帯はスループットの低下が懸念されます。後これは端末側の特性かもしれませんが、LTE-LTEでのハンドオーバーに数秒掛かる時があるので、こんなんでVoLTE本当に早期導入できるの?と疑念も。

ドコモも最近はポートインしてくるユーザーだけ優遇しすぎとか度重なったネットワークトラブルとか一時期のトップキャリアとしての面影は薄くなりつつありますが、エリア展開だけは相変わらず愚直。最後はそこが生命線になる事を理解しているのだと思います。最近Xiでは「Strong.目指すのは強さだ。」を掲げていますが、個人的にはこの路線を守って欲しいなと思います。実際にモバイル環境で必要な通信速度ってそれほど高くはないですから、穴の少ないエリアカバレッジとアベレージで数Mbpsの通信速度を得られる方がずっと重要なんです私には。

2013年4月16日 (火)

ビジネスパーソンに送るサイトのお笑い記事

ネタ元はこちらのサイトの指摘なんですけど、確かに最近中々見れない酷い記事。まぁサイゾー系のサイトなんで多くを期待する方がいけないんでしょうけど。念のため魚拓はこっちです。
私が編集部に突っ込んだ時点では「ドコモはSIMロックしていない」なんてトンデモナイ事も書かれたいたのですが、この部分はざっくり削除したようです。

もっともMVNOのサービスが使いたいときだけ使える、なんてのはウソな訳ですよ。確かに1年、2年といった定期契約が不要なサービスもありますが、ほとんどのサービスは3150円程度の初期費用が掛かります。これは要するにUSIMの発行手数料ですからMVNOからMNOにほぼ流れてしまう金額なので、あまり削減の余地がありません。980円/月のSIMを1ヶ月だけ980円で使う事なんてできないし、使わない月は0円維持なんて事もできません。つまり旅行の時だけお得に使う、なんて事は基本できないわけです。「ドコモの通常のLTEサービスは、毎月使い続けるタイプの契約しかない。」なんて書いていますけど、MVNOのサービスだって基本同じなんですよ。少なくともドコモは端末持ち込みでDSにいけば、定期契約無しでXiデータの契約はできますし、確かに割高ですけど2~3ヶ月だけ使って違約金無しに解約だってできます。

むしろ使う話無い月は0円で澄ませたいならMNOのプリペイドな訳です。実際にはEMOBILEとかUQ WiMAX位ですが、基本料金の無いプリペイドサービスを行っています。まぁこの2キャリアの場合エリアの課題も大きいのですけど、1日単位以外にもEMOBILEは1週間、1ヶ月といった単位で定額利用ができません。MNOの場合「契約者数」にも一定の意味があるので、毎月使用料金が0円の契約者が居てもいいわけです。MVNOに取っては契約者数なんて大した意味が無い所か、契約が有効のUSIMはなんらか形でMNOに対して支払が発生するでしょうから、0円維持のサービスなんて提供したくないのです。。

後「ソフトバンクモバイルの場合は、SIMロックを有料で解除すればたいてい利用できる。」も笑うしか無い。SBがSIMロック解除に応じているのは不人気3モデルだけ。auの場合もローミング用にUMTS対応のスマホならSIMロック解除すれば、なんて書いてますが、そもそもauはSIMロック解除なんてサービスはしてませんよw。恐らくPhoton辺りを海外の業者使ってSIMロック解除した場合の個人blogでも見て書いたんでしょうけど、はっきり言って何も調べてないですよね。両方しらべても10分も掛からない事の裏も取ってないわけですよ、商用ニュースサイトの記事なのに。

ま、こんな記事を「ビジネスパーソンに送る」なんてサイトに載せているのは恥ずかしい限りですけど、サイゾーだからね、で済むと言えばそれまでなんでしょうねw。

2012年10月25日 (木)

Xiの鬼門、品川駅ホームがXiエリア化されていた件

Screenshot_20121024213806
ドコモユーザー、特にXiユーザーにとって鬼門の1つなのが品川駅。元々3Gも相当に混雑している上、ホーム端しかXiしか繋がりませんでした。厄介なのは電車が到着するたびにXi端末が一気に3Gにハンドオーバーする関係もあってか、3Gへのハンドオーバー後には全くパケットが流れない事も珍しく有りませんでした。品川駅はそもそも路線が多い上に車両区も隣接していて空間が開きすぎているので、下手に周囲のビルなどの基地局から駅に向かって電波を吹くと混信しやすい場所です。基本的にはホーム内に小型基地局を設置するしかないのですが、今までは設置されていなかったわけです。2階に上がれば難なくXiに繋がったりするのに、ホームはどーにもならなかったわけです。
その品川駅で新しいドコモの設備が稼働し始めたというつぶやきを見かけたので(つぶやき自体は見失いましたが)、帰宅前に寄ってきました。今から稼働する基地局なら間違いなくXiだろうと。
まず21時を廻った頃に東海道線で品川駅に降り立つと、ホーム中央の北寄位でもXiで問題無く繋がります。明らかに今までと違う。そのまま京浜東北線のホームに移動すると、以前は北端と南端しかXiは繋がらなかったのですが、ホームの端から端までXiで繋がります。Speedtest.netでの計測結果もホーム中央部で受信6.09Mbps、送信1.73Mbpsでます。この位でているとまぁ困りません。京浜東北線で南に向かうとあっさり3Gに切り替わってしまう点は相変わらずですが、品川駅で一気に3Gにハンドオーバーするユーザーが減ったためかパケットが流れない時間も減った感じです。とっとと京浜東北線なんて言う東京の動脈の1つの沿線くらい完全にXiでカバーして欲しいのは事実ですが、鬼門が1ヵ所減ったのは良かったなぁと。

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